人身傷害補償保険 VS 搭乗者傷害保険!−賢い自動車保険の選び方!

     
その1からその7まで順にご覧いただくと、賢い自動車保険の選び方がマスターできます!
賢い自動車保険の選び方!
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 人身傷害補償保険 VS 搭乗者傷害保険!

その2の正解は、人身傷害、搭乗者傷害などの傷害保険です!これが次に重要です。・・・ なぜか?

傷害保険はその名のとおり、こちらの搭乗者がケガを負った際、支払いを受けることができる保険です。不幸にも入院したまま意識が戻らない状態になってしまった場合など、治療費の負担が非常に重くのしかかってきます。また、重度の後遺症を負ってしまった場合、当面の生活資金も確保する必要がでてきます。ケガを負ってしまった場合も、いくらかかるか際限がないといっても過言ではないのです。
 
ただ傷害保険はいろいろ種類がありますので整理しましょう。おもな傷害保険は、人身傷害補償保険・搭乗者傷害保険・自損事故傷害保険・無保険車傷害保です。その名のとおり、こちらの車の搭乗者がケガを負った際や、万一お亡くなりになった場合補償が受けられます。
(※人身傷害補償保険は保険会社によって特約として存在しています。また、ご契約内容によっては歩行中の自動車事故も対象となる場合があります。)
 
この自損事故傷害保険・無保険車傷害保険は自動付帯で加入者は選択することができませんので省略します。左下の「自動車保険を構成する補償」をご覧ください。
 
人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険の違いを理解して加入している方はそう多くないでしょう。これらの補償はそれぞれ補償項目と保険金の支払い方が異なります。それでは、分かりやすいように死亡とケガに分けて考えましょう。
 
さて、ここで問題です。例えばこんな場合・・・  
人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険をそれぞれ次の保険金額で契約していた場合で
 
人身傷害補償保険   5000万円
搭乗者傷害保険     1000万円
 
自動車に運転者を含め4名乗車し走行中誤って谷底に転落、残念なことに4名全員亡くなりました。さあ1名あたりいくらの死亡保険金が受取れるでしょう?
 
A.6000万円
B.上限5000万円で人によって異なる額+1000万円
C.1250万円
 
正解は、Bです。
 
搭乗者傷害保険は、そのまま契約金額の1000万円を受けとることができます。
人身傷害補償保険は、保険会社のパンフレットには、「保険会社の基準で過失に関係なく損害分の支払いが受けられます」と簡単にしか載っていませんが、詳しくは「逸失利益を、契約金額限度に支払いが受けられる」ものです。逸失利益とは?簡単にいうと、死亡したことによって経済的利益を失ったため生じた損失。もっと簡単にすれば、生きていればこれだけ稼ぎがあったのにそれがなくなってしまった!「そのなくなってしまった分!」
 
ですから、平均寿命を目の前にしたご老体と、将来医者を目指す医大生とでは、遺族が受取る人身傷害保険金が大きく異なります。端的にいえば医大生の方が高い!
(※人身傷害補償保険は、相手がいる事故で相手から補償が受けられる場合その分差し引かれます。)
 

それでは?人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険!どちらを優先した方がいいの?

それでは、ケガを負ったときはどうでしょう?・・・想像してください。
例えばこんな場合・・・貴方は人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険を、それぞれ先ほどと同じ内容で契約していました。
 
人身傷害補償保険   5000万円
搭乗者傷害保険    1000万円
 
そこでまた問題です。あなたは自動車を運転中、誤って谷底に転落してしまい大ケガを負ってしまいました。入院日数は20日。その後20日間通院して、治療費を30万円負担しました。そして、会社を2ヶ月間休んでしまいました。
 
人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険と分けて考えてみましょう。

 
 人身傷害補償保険
治療費30万円を受取ることができます。続いて慰謝料49万円。そして休業損害は給与2ヶ月分から、実際に支給された給与を差し引いた分(減った分の給与)。以上が一般的に受取ることができる人身傷害保険金です。
搭乗者傷害保険
搭乗者傷害保険は主に次の2タイプあります。
 一般的な契約  入院保険金 15000円×20日間=30万円 お受取額50万円
 通院保険金 10000円×20日間=20万円
 部位症状別払契約  15万円(全身と認定された場合) お受取額15万円
一般的な契約は、入通院の日数によりお受取金額が計算されます。保険金は入通院後の請求となります。しかし、部位症状別払いは、日数に関わらずケガの程度によって受取金額が決められています。保険金はケガの程度が確定した時点で請求できます。早く保険金を受取りたいなら「部位症状別払い」を!入通院した分、しっかり保険金を受取りたいなら一般的な契約をお選び下さい。
(※保険会社によっては一般的な契約が部位症状別払となっている可能性があります。詳細はご契約の保険会社にお問合わせください)

だから?人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険!どちらを優先した方がいいの?

まだよく分からない!という方が多いでしょう!人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険は、両方加入していた場合どちらからも受取ることができます。では?優先順位は・・・この保険はそれぞれ支払い方が違います。
 
え!さっき聞いたって・・!
主に人身傷害補償保険は治療費で、搭乗者傷害保険は日数、程度によって定額だろう!って
思っていますか?・・・そのとおりです。問題は「いつ保険金を受取ることができるか」ということなんです。
 
人身傷害補償保険は、交通事故でいくらかかるか予想がつかない治療費を全額補償しますので、保険会社は、治療費を病院に直接支払うことができます。つまり、集中治療室に入ろうが、入院が長引きそうでも費用は保険会社が病院に直接支払いますので心配ありません。治療費を一時的に立て替える必要がないのです!
 
病院から「うちは10日ごと精算させていただいております。この間の入院費をお支払いください。」っていわれ、支払っていた額が、完治する頃に総額で100万円を超えていたなんてこともなくなります。(※病院によっては保険会社から直接の支払いを拒否するところもありますのでご注意ください。また、個室希望等によって治療費以外の差額ベット代等(自己負担)など発生する場合は、一時的にお立替えが発生する可能性がありますのでご注意ください。)
 
搭乗者傷害保険の請求は入通院が終わった後になります。そう、・・・後からです。
上記の場合は、100万円を超える額を先に病院に支払い、入通院が終わった後、保険金を請求することとなります。
しかも、「入通院1日あたりいくら」と定額なので治療費は、保険から全額回収できるかどうか分かりません。
 
「え!部位症状別払契約ならは先に支払いが受けられるっていったじゃない?」
 
いいところに気がつきましたね。 確かに部位症状別払契約はケガ(症状)が確定すれば先に受取ることができます。
しかし、思い出して下さい!支払金額はケガの程度により決められています。・・・
決められているんです。入院が長引こうが、もう少し通院したくても不足した分は自己負担となります。
 
(※搭乗者傷害保険1000万円の場合、入院1日15000円、通院1日10000円です。日数には限度がありますのでご注意。通常の生活を送れるようになるまで、かつ180日が限度。部位症状別払いの場合は「入通院1日あたりいくら」とは異なり、ケガの程度によって受取り保険金が決まっています。人身傷害補償保険は、相手がいる事故で相手から補償が受けられる場合、その分差し引かれます。また、特約等によって補償内容が一部削減されている可能性もありますので、詳細はご契約の保険会社にお問い合わせください。)
 
人身傷害補償保険は治療費以外に休業損害の補償、慰謝料を別途受取ることができます。特に個人事業主の方!交通事故でしばらく休業してしまったら、即、収入が減少しませんか?休業損害の補償は大変役に立ちます。
 
人身傷害補償保険VS搭乗者傷害保は・・・
 
ケガを負った際の治療費や休業損害など実際に生じた損害額の補償が受けられる、人身傷害補償保険を優先させることをおすすめします。しかし、両方選択することもいいでしょう。
あとは保険料の問題かと思います。見積りをとってみて比べてください。どちらか選ぶなら人身傷害補償保険!保険料に大差ないなら搭乗者傷害保険もプラスで!

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人身傷害補償保険優先!搭乗者傷害保険はプラスα・・・ここで車両保険登場!

ここで車両保険登場!人身傷害補償保険でケガの場合十分対応できるなら、搭乗者傷害保険を選ぶ前に車両保険を優先させてもいいのでは? そこで車両保険登場です。その4におすすみください。
車両保険の重要性は?
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